スタン前宙タイプ1 股関節地面反力型 チュートリアル

2種類あるスタン前宙のうち、タイプ 1 股関節地面反力型のチュートリアルです。

スタン前宙タイプ 1 股関節地面反力型の情報については以下 スタン前宙タイプ 1 股関節地面半力型

博士!走って前宙の役に立つスタン前宙ののやり方を教えて!

宙くん

いいよ! そしたら、2 種類あるスタン前宙のうち、タイプ 1 股関節地面反力型をやるべきだね!

博士

スタン前宙は大きく分けて 5 段階あるよ 細かい原理は、補足に書いてある他のページを見てね このページでは主に、どういった動きをすればいいかだけ確認するよ

博士

ちなみに、2. ジャンプの瞬間からはこのタイプ 1 股関節地面半力型も、タイプ 2 膝関節摩擦力型も全く一緒だよ!

博士

1. ジャンプの準備

まずはジャンプの準備だ 腕を上に伸ばして立った状態から、少しかがもう 目安は膝と腰が 90 度くらいかな!

博士

そのあと、腕を下ろしながら曲げた膝と腰を伸ばしてジャンプするよ!

この時の注意点は

  • 最初は胸を張った状態
  • 顔はずっと前を見る
  • 上半身とスネは常に平行

だよ!

博士

ずっと前を見て、上半身とスネは平行だと、スクワットしてるみたいだね!

宙くん

ほんとその通りだね! スクワットって、一番強く地面を踏める姿勢だから、前宙の時も有効ってことだね! 詳しくは スネと上半身を平行にする を見てね!

博士

もっと勢いをつけたい場合は、かがむ前に一瞬背伸びして、そのあと一気にかがんで一気にジャンプするといいよ!

博士

なんだか垂直跳びみたいだね! 腕は上からおろしてくるんだね?

宙くん

そうだね! 前宙に引き上げはないから、腕を上に振る必要はないよ! 上に振るとバク宙の向きの回転になってしまうからね 詳しくは 前宙に引き上げはない を見てね!

博士

2. ジャンプの瞬間

ジャンプの瞬間の姿勢は、前を向いて、膝と腰が伸びた状態だよ! でも腰は少しだけ曲がっていて、ちょっと前かがみな姿勢なんだ

博士

なるほど、膝と腰がちゃんと伸びないとジャンプできないもんね ちょっと前かがみなのは、蹴りの方向と重心の方向をズラして回転をつけるためだよね?

宙くん

そう!宙くん、ものわかりがいいね! じゃあなんで前を見るかもわかるかな…?

博士

んー、下を見て、より前かがみにならないようにかな…? 前、博士が言ってた気がする!

宙くん

うんうん!その通り! 人間、下を向いてしまうと、腰を曲げてしまうからね 膝と腰を伸ばすことでジャンプしているのに、腰を曲げてしまうと、膝だけでジャンプしてるのと一緒になってしまうんだ

宙くん

なるほど! 思い出した! 蹴る時は頭を下げない(前を向く) で言ってたね!

宙くん

3. 空中

空中でやることは、バク宙とかと一緒でとっても単純だよ!

  • 小さく抱え込む
  • 身体に力を入れる

この二つだけだ

博士

ええ? お尻をあげるとか、胸で回るとか色々言われたよ?

宙くん

実はね、それらはうまく回った結果なんだ 例えば、「お尻をあげる」っていうのは、回転してるからお尻が上がってきてるだけで、別にお尻を上がらせた結果回転したわけじゃないよ

博士

んーたしかに…

宙くん

4. 着地準備

空中できちんと回ったと思ったら、抱え込みをほどいて、着地準備を取ろう 今度は回るときとは逆

  • 身体を大きくする
  • 身体の力を抜く

を行えばいいよ

博士

でも着地準備が遅すぎると、回転が余ってしまって危ないよ 回転が余りすぎると、顔から地面に突っ込んでしまうこともあるんだ 頭から突っ込まなくても、膝が顔に当たったり、腕を着いた時に骨を折ってしまうこともあるよ

博士

ええ…! じゃあ早めに着地準備をとるのがいいってこと?

宙くん

んーどちらかといえば、遅いより早い方がいいね でも、着地のタイミングがわかるまで、マットなどで安全に練習するのが一番だよ!

博士

5. 着地

着地は、足への衝撃が大きいから気をつけてね 膝をクッションのように使って、衝撃をやわらげてね

博士

着地を止めるにはどうすればいいの?

宙くん

慣れないうちは、着地で止めようとすると危ないから、最初は立とうとしなくてもいいくらいだよ!

博士

慣れてきたら、スクワットの姿勢で着地だ このとき、腕の使い方にポイントがあるよ 前宙の場合は少し多めに回転をかけて、回転を余らせておいて、着地したら、余った回転を打ち消すように腕を下から上に回すんだ そうすると着地がうまくとれるよ!

博士

でも回転を少し余らすのは危ないんじゃない?

宙くん

そうだね!だから上級者向けのテクニックだね!

博士