宙返りの刺し方

宙返りの刺し方の解説です

博士〜! 宙返りの刺し方について教えて!

宙くん

刺し方っていうのは、地面を蹴る時の角度とその姿勢のことかな? いいよ!

博士

やりたい技を決める

何の技がやりたいんだい? やりたい技によって、刺し方は変わってくるよ! 下の中だったらどれかな?

  • 普通の宙返り
  • たくさんひねる!
  • たくさん回転する!
  • 別の技へのつなぎ
博士

うーん… 全部知りたいから、全部教えて!

宙くん

もう、宙くんは欲張りだなぁ

博士

最適な刺す角度を理解する

じゃあ、やりたい宙返りごとの刺し方を説明するね

博士

普通の宙返り

普通の宙返りは、飛び出る時に地面に対して垂直で、自分の姿勢もまっすぐがいいよ! 一番高さが出るからね

博士

たくさんひねる時

たくさんひねりたい時は、少し前傾姿勢で跳び出るといいよ ひねりを増やす時に必要なのは、滞空時間じゃなくて、回転する角度なんだ

博士

下の画像は白井健三選手の後方 4 回ひねりの蹴り方だよ とても前傾しているよね

博士

実際にはそうなっているんだろうけど、ちょっとよくわからないなぁ 長く空中にいればいるほどひねれるんじゃないの? 大事なのは角度なの?

宙くん

実は違うんだ ひねりの原理的に、滞空時間は関係ないんだ 詳しくはこっちを見てね 実際には少しだけ関係はあるんだけどね、少しだけ

博士

実はひねりに関係があるのは回転の角度の方なんだ 180 度回転したときに 1 回ひねれる人は、360 度回転した時には 2 倍ひねれるよ だから、前傾姿勢で余分に回転できる角度を作っておけば、単に 1 回転するよりも多くひねれるんだ!

博士

んーまだよくわからないな それって滞空時間のことじゃないの? さっきの記事見て学んでおくね!

宙くん

たくさん回転する時

たくさん回転する時は、重心は足の上だけど、少し反って蹴りに入るといいよ つまり、普通の宙返りの刺し方の、少し反ったバージョンだ

博士

下の画像は、白井健三選手のシライ 3(後方伸身 2 回宙返り 3 回ひねり)っていう技の蹴り方だよ 重心はほぼ足の上で反ってるよね

博士

重心が足の上だと、真上に跳べるから、一番高さが出るよ かつ反っているから、

  • 重心を外した蹴り
  • 身体を回りたい方向に振る

の 2 つの回転のかけ方も使えてるから、回転もたくさんつくんだよ

博士

別の技へのつなぎ

別の技へつなぐ時は、バク転と同じく、後ろに流すのが基本だよ そのために蹴りも後傾姿勢じゃないといけないんだ

博士

最適な刺す角度を実現する

各技の最適な蹴りの角度がわかったら、次は、どうやってその角度を実現するかだ

博士

たとえば前傾姿勢で蹴ると言っても、ロンダートではできるだけ回転をつかせたいから、ロンダートをサボることで調整してはダメだよ あくまで、ロンダートで最大限回転をつけた後に、刺す角度だけ調整するんだ

博士

ロンダートからバク転につなげる時と同じで、刺す角度の調整は、2 つ方法があるよ

  • 刺しにいく前の空中局面で身体を小さく / 大きくする
  • 蹴りにいくのを待つ / 早くする

だよ

博士

刺しにいく前の空中局面で身体を小さく / 大きくする

空中では身体が大きいほど回転しづらく小さいほど回転しやすい

博士

前傾姿勢で蹴りたい、ひねりや回転用の宙返りの時は、身体を大きくしよう 逆に、後傾で蹴りたいつなぎ技のときは、身体を小さくして、より回転させて後傾姿勢で蹴りに入ろう

博士

蹴りにいくのを待つ / 早くする

これは主に後傾姿勢になる用だよ 地面に足がついた後も回転し続けるから、蹴るのを待っていれば、後傾姿勢になれるよ!

博士

まとめ

やりたい宙返りによって、刺す角度とその時の姿勢は変わるんだね!

  • 普通の宙返り => 地面に垂直、まっすぐの姿勢
  • ひねり用宙返り => 前傾姿勢、まっすぐの姿勢
  • 回転が必要な宙返り => 地面に垂直、反った姿勢
  • つなげる宙返り => 後傾姿勢、反った姿勢
だよ
宙くん

これらを実現するために、

  • 蹴る前の空中局面での身体の大きさを変えたり、
  • 地面に足がついた後も蹴るのを待ったり

するんだね

宙くん