バク転
バク転の解説です
良いバク転の 2 つの条件
バク転の理想系がわからないとどんな練習をすればいいかわからないもんね 良いバク転の条件は 2つ あるよ
- 回転が速いこと
- 後ろに流れていないこと
の2つだよ
回転が速いこと
後ろに流れていないこと
もちろんバク転は後ろにキョリが出てた方がいいよ ここで言う後ろに流れていないことっていうのは、足が地面に着いた時にまだ前傾姿勢であることを言っているんだ
後ろに流れたバク転だと宙返りで真上に跳ぶことができないからね
そうだね、スポーツには感覚的だったり曖昧な言葉が多いから、何を指しているかきちんと把握しないと無駄な練習が増えちゃうね
良いバク転をするための方法
「速くて流れないバク転」って意識しても無駄だもんね！ 具体的なやり方が大事だよね！ 一つ一つ見ていこう
回転力を上げる方法
脇の開き
よく腕の振り上げっていうけど、それとは違うの？
腕の振り上げとほぼ同じさ でも、身体全体を後ろに振ることで、腕も一緒に振れてしまうのと区別するために「脇の開き」って説明してるのさ 下の図は一見腕を振っているようだけど、身体についてきているだけで実は腕自体はあまり振れていないんだ
なるほど！ 身体を反ることで、何もしなくても腕自体は後ろに振られるね でもそれだと腕自体を振っていることにはならないから、よりその違いが分かりやすいように「脇の開き」って言っているんだね
蹴り
下半身の振り下ろし
腕の押し返し
後ろに流さない方法
回転力の上げ方はわかったよ！ でも、回転力を上げればあげるほど、回転が終わるのが早いから、後ろに流れちゃうと思うんだよね… 前傾姿勢で宙返りの蹴りに入るってつまりは回転不足って事でしょ？ 宙返り用のロンダートと一緒だよね…？
さすが宙くん！するどい！ そうなんだ 回転力を上げればあげるほど、バク転が終わった時に後傾しちゃうんだ
では宙くんに問題だ 回転力はあるのに、回転不足にするにはどうすればいいかな？ 宙返りで、回転力があるのになぜか立てない…って状況を思い出してみるといいよ
バク転を低くする
あ、宙返りが低い時は回転力があっても立てない！
そう、その通りだね バク転も同じで、バク転を低くすれば、回転する時間が短いから、回転しきらないよ！ でもその分バク転が潰れやすくなってしまうから、程々にね！
身体を伸ばしてバク転をする
回転力はあっても回転不足になる状況って他にはもうないかな…？
あ、抱え込み宙返りでは楽勝で立てたのに、この前伸身宙返りをしたら、立てなかった！
そうだね！ 身体を伸ばすと回転が遅くなって回転不足になりやすいよね！ つまり、後ろに流さない方法の2つめは大きなバク転をすることだ！
まとめ
バク転の理想系は
- 回転力がある
- 後ろに流れていない
だよね！
でもこの二つは矛盾してるから、それを解消するために、低くて大きなバク転が必要なんだね！
そう！ ただし、低くて大きなバク転は、回転力があっての話だから、回転力が優先だね！